コラム

食べ物をつまらせてしまったら

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まだ自分で食べることに慣れていない赤ちゃんは、手づかみ食べをしている間に喉を詰まらせてしまう危険があります。

 

特に留意していただきたい項目が以下になります。

・ゆっくり落ち着いて食べてもらう

(泣いていたり、歩いていたりせず、正しい姿勢で座っている)

・食べ物を飲み込む前に詰め込みすぎない

・食材が口の中にある時にに驚かせない、話したり歌ったりさせず、食事に集中させる

・眠くなっていない

・食事中に水分を適切に取らせる

・よく噛んで飲み込ませる

 

以上の対応を取っていても、一口量が分からない時期のため、危険を感じるケースが発生することがあります。

 

ゴホゴホと咳き込んでいる状態も心配ですが、そのまま咳き込んでもらって、詰まりそうな食べ物を排出させることが必要です。

咳き込みが止まった時に苦しそうでなければ大丈夫です。

 

しかし、まだ苦しそう、息をする時に異音がするなど

違和感があるようであれば、速やかに詰まりを除く応急処置をしてください。

 

息をしていない、顔色が青ざめたなどの異常が見られる場合、

速やかに119番で救急車を呼びながら

応急処置の対応をしましょう。

 

口の中に指を入れてしまうと、詰まった食材が奥に押し込まれ、ますます取れなくなることがあるので避けましょう。

 

◆背部叩打法

片脚にうつ伏せに乗せ、落ちないよう支えます。

頭(顔)を低くして、背中の真ん中を平手で叩きます。

 

 

◆胸部突き上げ法

片腕に仰向けに乗せ、手のひらで後頭部を支えます。

もう片方の手の指2本を使って、胸の真ん中を力強く圧迫します。

 

手づかみ食べはメリットも多くありますし、お子さまが自主的に意欲を見せることもあり、取り組まれる方もたくさんいらっしゃると思います。

一方、危険性も理解して、落ち着いて必要な対応が取れる知識を付けておくことが非常に大切です。

安全につかみ食べを進めましょう。

※画像は日本赤十字社より引用