手づかみ食べをする時期について

手づかみ食べをする時期について

なぜ手づかみ食べをしたがるの?

    赤ちゃんの自分で食べてみたい!という気持ちのあらわれ。ぜひそのチャレンジを応援し、サポートしてあげましょう! 

    いつ頃からチャレンジする?

    月齢にして生後5~8か月頃から手づかみ食べを開始することができます。 

    一人座りが安定してできて、赤ちゃんがおもちゃなどを掴んで自分の意志で振ったり動かしたりできているようであれば、食事をつかんで口に運ぶことも出来るようになるのです。 

    最初は食べ物をつかんで口に運び、舐める動作が中心になります。

    噛む(と言うより口の中ですり潰す)ことができるのは、おおよそ歯が上下合わせて4本生えた頃(8~10か月頃)になります。 

    噛んで飲み込む動作を練習する時期は、誤嚥の危険もあります。注意して見守りましょう。 

    授乳間隔があき、1日3回の食事をとれるようになってくると、より積極的に自分で食べたいという意思を示すようになっていくでしょう。

     

    いつ頃まで手づかみで食べるの?

    手づかみ食べに十分に慣れ、スプーンやフォークを使って食べることに興味を示してきたら、移行のタイミングです。  

    1歳半頃からスプーンで食べられるようになると、今度はそちらに夢中になり、手づかみ食べが収まっていきます。 

    より大人のご飯や箸に興味を示すようになるでしょう。

    しかし、食材によってはまだまだ手づかみ食べで、それは箸が十分につかえる3歳半ば頃まで並行して続きます。 

    無理して卒業させる必要はありません。そのうち、手がべたつくのが気持ち悪いという感覚であったり、集団生活で社会性を身に着けてやらなくなります。

     

    記事監修:小児科医 土持 太一郎 先生

    小児科医として総合病院に勤務。講演や勉強会、コロナ対策など院外でも幅広く活躍中。

     

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