コラム
つかみ食べとスプーンの練習について
赤ちゃんの離乳食の進め方の一つに、食べ方が目安としてあるかと思います。
スプーンで食べさせる、自分で手づかみで食べさせる、自分でスプーンで食べさせる、というステップを意識している方が多いですよね。
早い方ですと、7か月頃から「手づかみで食べない」と悩まれていることもあるようです。スプーンも1歳前に「上手く使えない」と悩んでしまうことも。
そしてそのまま食事で練習を続けると、周囲が汚れて、おうちの方が疲弊してしまうことになってしまいます。
食べる行為は、指・腕・目・口の連動が意図的にできて初めて成功します。
ぜひ、手指・お口の発達を、遊びなどを通じて見ながら進めてみてください。
一般的には10か月頃から、そのようなことが出来てきます。
例えば、ボールを穴からポットンと落とすようなおもちゃや、ビジーボードなどが使えるかどうか?これは一つの目安になると思います。
同様に、スプーンを使えるかどうかも、おままごとやお砂場、ファスナーなどで小さなものをつまんだり、すくったりできるか?を目安にしていただくと良いかと思います。
そのような指先の連動運動は、1歳2か月~1歳半が目安になることが多いです。
もし早い段階でお食事については自立してほしい!ということでしたら、低月齢のうちからBLW(Baby-Led-Wearning)の考え方を取り入れたり、
上記のおもちゃなどを通じて、連動運動の訓練を楽しみながら進めることは効果的かと思います。
それでも、成長は個人差があるので、月齢を過ぎて上手くできないからといって食事の時間を負担に感じるのも辛いと思います。
無理に推し進めず、ゆったりと構えていきましょう!