赤ちゃんの食事シーン

1人で上手く食べられるようになるまで

手づかみ食べを進める上で、多い悩みを取り上げて解説していきます。

今回はこちらの2つです。

・詰め込みすぎる

・つかもうとしない、つかんでも口に持っていかない

どちらもとても心配になるお悩みだと思います。

 

まず、「詰め込み」についてです。

赤ちゃんはもちろん、自分で食べたことはありません。

そのため、こういったことが全く分からない状態です。

 一口でどのくらい口に入るのか?

 モグモグして飲み込むには口をどんな風に動かしたら良いのか?

実は、たくさん入れて、ゴホゴホという反応をしたり、逆に少なすぎて嚙めず丸のみしたり…そういった間違いを経て段々と習得していきます。

これを見守るのは、とてもハラハラすると思いますし、出来るだけ避けたいと考えられるかもしれません。

ゴホゴホという反応は、気管に詰まっていると出てきません。窒息のリスクがある時はとても静か(無音)です。

詰まりやすい食材、ツルっと入ってしまう球体の食材などは避けるようにし、そうでない食材の時、多少の詰め込みには噛むように声をかけて促しましょう。

 

次に、「つかもうとしない・つかんでも口にもっていかない」ことについてです。

こちらも、食事の仕方を全く知らないので、おもちゃなどと同列?何だろう?と初めて出会う温度や感触を楽しむことが先になってしまうことが多いためだと思われます。

始めての食材は、その好奇心に任せて「研究(握る・投げる・塗る)」などをさせてあげた方が満足することもあります。

ただし、「食べるもの」だとはこれでは理解できません。

おうちの方が同じものを目の前でつかんで口に入れて、モグモグしてやってみせてあげましょう。

「パチパチ」や「バイバイ」「どーぞ」なども、この時期に大人の真似をして嬉しそうにやり始めてくれますよね。

赤ちゃんは、おうちの方と一緒にできるととても喜びます。

 

「自分でつかんで、自分が噛んで飲みやすい量を、食材によって判断して食べる」

とても難しいことですが、あっという間に習得する赤ちゃんをたくさん褒めてあげながら、根気よく伴走してあげたいですね!

一覧に戻る