コラム
手づかみ食べはいつからいつまで?始める・卒業の目安と進め方
「手づかみ食べはいつから始める?」「いつまで手で食べさせてよいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
手づかみ食べは、一般的に離乳食後期の生後9か月頃から見られ始めます。ただし、月齢だけで決めるのではなく、座る姿勢や食べ物への興味など、赤ちゃんの発達サインを確認することが大切です。
また、手づかみ食べに明確な終了期限はありません。スプーンやフォークを使えるようになっても手で食べることはあり、1歳半〜3歳頃まで発達に合わせて自然に減っていきます。
手づかみ食べは「何歳まで」と急いで卒業させず、食具の練習と並行しながら子どものペースを見守りましょう。
手づかみ食べはいつから?生後9か月頃が目安

離乳食後期の生後9か月頃から始まることが多い
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳後期の生後9〜11か月頃に、手づかみ食べを積極的にさせたいとしています。食べ物を触り、硬さや温度を確かめ、自分で口へ運ぶ経験は、一口量を覚えることにもつながります。
月齢よりも開始サインを確認する
- 支えがあれば安定して座れる
- 食べ物へ手を伸ばす
- つかんだ物を口へ運べる
- 豆腐程度の固さを歯ぐきでつぶせる
これらが見られなければ、焦らず従来の離乳食を続けながら待ちましょう。
最初は1日1品からでよい
柔らかく加熱した野菜スティックや、小さなおやきなどを1品添えるところから始めます。食べずに触るだけでも、感触を学ぶ大切な経験です。
月齢別|手づかみ食べの進み方

生後9〜11か月頃:握って口へ運ぶ
手のひら全体で握る時期です。大人の指ほどの長さで、握った手から少し出るスティック状にすると食べやすくなります。
1歳〜1歳半頃:指先でつまむ
親指と人差し指で小さな食べ物をつまめるようになります。食材の大きさを少しずつ小さくし、前歯で一口量をかじり取る練習も進めます。
1歳半以降:食具と手づかみを併用する
スプーンやフォークへ興味を示したら、手づかみ食べと並行して練習します。こぼす時期が続いても、食具だけに限定する必要はありません。
手づかみ食べはいつまで?明確な終了期限はない

1歳半〜3歳頃まで個人差がある
手づかみ食べの終わりは、年齢で一律に決まりません。食具を使う力は徐々に育ち、料理によって手と食具を使い分けられるようになります。
食具を使えることが卒業のサイン
- スプーンですくって口へ運べる
- フォークで刺して食べられる
- 一口量を調整できる
- 手づかみより食具を選ぶ場面が増える
無理にやめさせない
食具がうまく使えない日に手で食べるのは自然な行動です。叱ると食事への意欲を下げることがあるため、「今日はスプーンも使ってみよう」と穏やかに促しましょう。
食具を使える場面が増えていれば、手づかみが残っていても問題ありません。
安全に続けるための食材と見守り方

指で簡単につぶせる柔らかさにする
野菜や肉は十分に加熱し、親指と人差し指で軽く押すとつぶれる程度を目安にします。赤ちゃんの発達に合わせて形と大きさを調整してください。
窒息しやすい食材を避ける
丸いぶどうやミニトマト、ナッツ、餅、硬い生野菜、ソーセージの輪切りなどは窒息の原因になります。食事中は必ず大人がそばで見守りましょう。
食事を急かさず姿勢を整える
足が安定する椅子に座らせ、上体を起こします。口へ押し込まず、赤ちゃん自身がつかんで運ぶのを待つことが重要です。
\ 手軽に使える手づかみ離乳食 /
よくある質問

Q. 1歳を過ぎても手づかみしない場合は?
食材の感触を嫌がる、つかみにくい、食べさせてもらう方が楽など理由はさまざまです。好きな食材を少量置き、無理強いせず経験を増やしましょう。発達や食べ方が心配な場合は小児科や自治体の栄養相談を利用してください。
Q. 3歳でも手で食べるのは遅い?
料理や疲れ具合によって手を使うことはあります。普段は食具を使えているなら、すぐに心配する必要はありません。毎回ほとんど食具を使えない場合は、手指の動きや食事環境を確認しましょう。
Q. BLWとは違うの?
日本で一般的な手づかみ食べは離乳後期頃から取り入れることが多い一方、BLWは離乳開始時から赤ちゃん主導で固形食を扱う考え方です。
手づかみ食べは子どものペースで食具へ移行しよう
手づかみ食べは生後9か月頃から始まることが多いものの、発達のサインを見て始めることが大切です。いつまでという期限はなく、1歳半〜3歳頃にかけて食具へ自然に移行します。
手づかみと食具を併用しながら、食べる意欲を尊重しましょう。準備の負担を減らしたいときは、月齢に合わせた手づかみ離乳食を活用する方法もあります。
\ 手軽に使える手づかみ離乳食 /

