赤ちゃんとのしあわせな食卓を

つかみ食べは本当に大変

赤ちゃんのつかみ食べ、色々な点で大変ですよね。
つかめるメニューを作るのも時間がかかりますし、
食事中も喉につまらせないか、目が離せません。


そして、食べ終わった後には、赤ちゃんや周囲の汚れを掃除して…
これを1日3回行うのは本当に一苦労です。

それでも手づかみ食べをやってみよう、やってあげたいと思うことはとても理解できます。
発達に良いと言われていますが、具体的にどんな効果があるのか、一度紐といてみましょう。

 

なぜ手づかみ食べを頑張るのか

・協調運動

まず言われることは、目・手・口の協調運動の要素です。
毎回の食事が、「ものをとらえ、つかんで思うように扱う」トレーニングになります。
ヒトは、道具を扱える唯一の生物と言われています。
食事を通じて、ものを自分の思ったように扱うことを習得していくのです。
これは、おもちゃでも習得することができますね。

 

・五感への刺激

次が、手づかみ食べならではのメリットではないでしょうか。

自分で食べることは、五感をフルに使います。食材は味も匂いも触り心地も実に多様です。
熱い・冷たい、固い・柔らかいなどもありますよね。
食材を直接触り、口の近くに運んで匂いを感じ、噛んで味わって、飲み込む。
おもちゃでは代替しづらい、赤ちゃんにとって初めてだらけの貴重な経験につながります。

 

・お口のトレーニング

さらに、かじる・噛む・飲むという口の動作の練習が加わります。
自分の一口量は?食材の固さにより、どの程度噛めば飲み込めるのか、

口の中はとても繊細です。赤ちゃんであっても異物
熱いはもちろん、噛めない・飲めない、臭いなどを察知すると
むせたり、吐き出したりするでしょう。
経験を重ねることで、美味しい食べ物を認識して、食べられるようになっていきます。

お口を自分で動かすことができると、音を正確に発音できることにつながります。
食事の過程で声がけをすることで、食材や五感にまつわる言葉の習得にもプラスです。
おうちの方とのコミュニケーションを通じて、食事の時間を楽しいと感じるようになるでしょう。

・手づかみ食べ、取り組んでみませんか?

「手づかみ食べしかしなくなって困った」という方もたくさんいますが、それは本能的なステップです。
自分で食事をする力は、生物にとって重要なスキルだからです。

たくさんの苦労がありますが、手づかみ食べをする期間は、授乳よりも短い期間になります。
ぜひこの発達の機会をフルに生かして、赤ちゃんの生きる力を伸ばしてあげたいですね。

 

でもやっぱり何かとハードルが高い

とは言え、1歳前後で復職する方も多い中、
つかみ食べの料理を用意することは時間的にもかなり大変ですよね。
自我も出てきて、食事を食べないことも増えてきます。
ベビーフードなら、自分で作ったものを拒否されるよりも気楽に感じられるかもしれません。

ですが、つかみ食べが始まる生後9ヵ月からあげられるベビーフードはほとんど見つかりません。
お菓子だけでは、栄養面で食事としては残念ながら不十分ですし
五感を使って食事を経験することにつながりづらいです。

誤えん事故への怖さもあるでしょう。それに関しては知識を付けていただいてから、臨むべきだと思いますので、当サイトでもショップ下のコラムに詳しくまとめました。ぜひご一読ください。

 

・TEDEMOGU創業者より

安心できる原材料で、栄養面でも充実していて、手軽にあげられる
つかみ食べ期のベビーフードがあれば便利だなと思い、TEDEMOGUを作ることにしました。子どもがちょうど1歳になった頃です。

ベビーフードを作ることができる衛生基準を持った工場は実はとても少ないです。
さらに、安心の原材料を調達でき、赤ちゃんが食べられる柔らかさに加工することはとても難しいことでした。
そしてそういった厳しい条件の下、購入できる価格で作ることもまた難しいことでした。

工場側の栄養士さんも、2児(お2人目は当時お腹の中でした)の母。
TEDEMOGUのやりたいことに共感してくださり、何とか実現してくださいました。

大変だけれども、短く、かわいらしいつかみ食べの時期。
1人でも多くの赤ちゃんの成長に、忙しいおうちの方の手助けになれたらと願っています。