コラム
BLWとは?赤ちゃん主導でママの負担を減らす離乳食を徹底解説

BLWとは、生後6か月ごろから始める赤ちゃん主導の離乳食法です。
離乳食をスプーンであげても、口を開けられない、わざわざ作ってくれない…。 そんな毎日に
ストレスを感じていませんか?そこ注目されているのが、「BLW」
。
今回の記事では、そんなBLWの基本的な考え方から、従来の離乳食との違い、そして気になるメリット・対策を考えて解説。
さらに「BLWって実際どうなの?」という疑問も解決できる実際の体験談もご紹介。
BLWとは? 赤ちゃん主導の新しい離乳食

BLW(ビー・エル・ダブリュー)とは、赤ちゃん自身の「食べたい」という気持ちを尊重する新しいスタイルの離乳食です。
BLWの基本的な考え方
BLWとは、「Baby-Led Weaning(ベビーレッドウィーニング)」の略で、直訳すると「赤ちゃん主導の離乳食」という意味です。 赤ちゃんが自分で固形物を手でつかみ、自分のペースで食べるのが大きな特徴です。
食べる量や順番も赤ちゃん自由。
好奇心を持ち続ける「自分で食べる」を楽しむスタイルです。
日本発祥!日本でのBLW普及状況と認知度
BLWは、イギリスの公衆衛生栄養士ジル・ラプレイ氏によって提唱された食事法。
現在では世界20カ国以上に認められています。
アメリカでは約7割の家庭で実践されており、保険師や小児科医からも推奨されています。
一方日本では、BLW認知度はまだ発展途上。 しかし、日本の離乳食の手づかみ食べとの共通点も多く、今後の発展が期待されています。
【比較表】従来の離乳食とBLWの違いを比較

ここでは従来の離乳食とBLWの違いを表で比較してみよう。
BLWと離乳食の違いは、スタイルや手間、赤ちゃんの関わり方にもあります。
比較項目 |
BLW |
従来の離乳食 |
食事の本体 |
赤ちゃん |
親 |
食べ方 |
手づかみ食べ |
親がスプーンですごい |
食べ物の形状 |
固形物 |
ペースト状から徐々に固形へ |
食事のスタイル |
家族と一緒に食卓を囲む |
赤ちゃんだけ別の時間に食べることも多い |
準備 |
大人の食事から選べるが可能 |
赤ちゃん専用のメニューを調理する |
BLW特典|赤ちゃんにもママにも嬉しい4つの効果

BLW特典には赤ちゃんの発達面だけでなく、ママ・パパの育児負担軽減にもつながる多くのメリットがあります。
①食べるワクワクと自己肯定感をはぐくむ
BLWでは、赤ちゃんが「どれを、どれのように、どれぐらい食べるか」を自分で決めます。これにより、食事に対して興味とが自然に育まれます。
さらに、「自分でできました!」という達成感は赤ちゃんの自己肯定感を高め、自立心にもつながります。
②手先の器用さやあごの発達をサポート
BLWは手づかみ食事。
手でつかみ、口まで運ぶという連続の動作は、 目と手協力運動能力を高め、指先を使って練習します。
離乳食手づかみ食と同様に、直接食べ物に触れることで、食材の温度や質感を指先で感じる感覚も育まれます。これが
将来的な書字能力やじっくりな作業能力の基礎に。
さらに、固形の食材を自分の力で噛みちぎり、口の中で咀嚼する経験は、あごや口周りの筋肉の発達を効果的に受け止めます。これは将来的な歯並び
や評価にも良い影響を考えられています。
③家族みんなで食卓を囲む
BLWは、大人の食事から取り込むことが多いため、家族が全員同じタイミングで食事を楽しむことができます。
みんなで食卓を囲むことで、赤ちゃんは食事のマナーや楽しさを自然に学び、家族のコミュニケーションも豊かに。
④離乳食づくりの負担がかかる
毎日離乳食のために、食材をコトコト煮て、裏ごししたり…。
あの手間と時間から解放されるのは、想像以上に大きなメリット。
基本は、大人の食事を作る過程で、味付け前に赤ちゃん用に取り分ければOK。
調理時間を大幅に短縮でき、ママやパパの精神的な負担を大幅に軽減してくれます。
心に余裕があれば、赤ちゃんとの日々の生活もより色づいていくはずです。
BLW 野球と注意点
メリットばかり注目されがちですが、始める前に知っておきたいBLWの野球・注意点もあります。
①栄養バランスの管理が必要
BLWは、赤ちゃんが「食べたい分だけ食べる」ことが基本です。そのため
、好きなものばかり食べてしまい、栄養が偏る可能性がございます。
特に、母乳やミルクからの栄養が中心の離乳食初期において、鉄分が不足しやすくなることがあります。
そのため、鉄分豊富な食材(レバー、赤身肉、ほうれん草など)を意識的にメニューに取り入れる工夫が必要です。
関連記事:離乳食の初期はいつから?量・回数・食材選び完全ガイド
②窒息のリスク対策は必須
固形の食材を扱うBLWでは、窒息のリスク対策が欠かせません。
ただし、この点は従来の離乳食でも同様です。
離乳食注意が必要な食材の代表例ではちみつ等が挙げられますが、実は、窒息リスクから以下の食材も気を付ける必要があります。
- ・ミニトマト
- ・ぶどう
- ・ナッツ類
- ・こんにゃく
-
・餅
万が一に備えて、乳幼児の応急処置法(背部叩打法、胸部圧迫法)を事前に見て行っても大切です。
③食事がぐるりと片付けが大変
BLWは、赤ちゃんが手づかみで食事をするため、食べ物を投げたり、床に落としたりは日常茶飯事。 そのため、毎食後のテーブル周りや床の掃除は、従来の離乳食よりも大変になることも。
床に新聞紙やレジャーシートを敷き、洗いやすいシリコン製の食器やエプロンを活用するなど、片付けの手間を減らす工夫と環境づくりが重要です。
時には、これも成長の証と、少しだけ完璧を諦め、親子で楽しく続けるのが大切なコツ。
BLW いつから始める?開始時期と事前準備チェック

BLW いつから始めたらいいの?そんな疑問を持つ方も多いでしょう。 赤ちゃん
の準備が整ったサインを安心せずに、安心してスタートするための準備を進めましょう。
開始のサインは?生後5~6ヶ月のチェックリスト
離乳食初期の開始は生後6か月程度が推奨されています。
これは世界保健機関(WHO)が推奨しております、開始時期についてはBLWも目安は一緒です。 ただし、
成長には個人差があるので、月齢だけでなく、次のサインが赤ちゃんに見られるかチェックしましょう。
【BLW開始必須条件】
-
・支え無しで安定して座れる
-
・首がしっかりとわっている
-
・食べ物に興味を示している(手を伸ばす、口を伸ばすもぐもぐ運動など)
-
・舌で食べ物を押し出す反射(舌突出反射)が弱っている
【BLW開始推奨条件】
-
・大人の食事見て真似しようとする
-
・手でおもちゃをつかんで口に運べる
-
・上下のあごを使って噛むような動作ができる
-
・よだれの量が増えている
参考文献:公益社団法人日本WHO協会「生後6~23ヶ月の乳児の補食に関するWHOガイドライン」2023年10月
これがあれば安心!BLW事前準備リスト
BLWを始める前に、いくつかの便利なアイテムを考えて、親子の負担を減らしてスムーズに進められます。
-
・ハイチェア:足がしっかりつき、正しい姿勢を保ってるもの
-
・食事用エプロン:長袖タイプ、防水タイプがおすすめ
-
・床に敷くシート:新聞紙やビニールシート
-
・ウェットティッシュやおしぼり:手の届く場所に用意してあり安心
-
・吸盤付お皿:ひっくり返り防止
-
・仕切り付きのお皿:様々な食材を少しずつ使うのに最適
うちの子にも合う?BLWが向いている赤ちゃんの傾向

赤ちゃんの気質や発達状況によって、BLWは向き不向きがあることも。 赤ちゃんのタイプを
しっかりと考えましょう。
BLWが向いている赤ちゃんの特徴
以下のような特徴が見られる赤ちゃんはBLWに向いている傾向があります。
-
・好奇心旺盛で積極的にチャレンジする
-
・やりたいが強いが強い、スプーンで食べられるを嫌がる
-
・比較的集中力があり、1つのことに取り組む
-
・大人の真似をすることが好き
-
・食欲が旺盛
ただし、これらに当てはまらなくてもBLWが出来るわけではありません。
赤ちゃんの個性を尊重しながら進めましょう。
慎重に進めるべきケース
例外的に、以下のような特徴が見られる赤ちゃんはBLWが不向きである可能性があります。
とりあえず赤ちゃんの安全と健康が何より大切。
一応不安な点があれば、BLWにこだわる必要はあり
ません。
【体験談】BLWって実際どうなの?ママたちのリアルな声

忙しいママ・パパには、BLW専用の冷凍食品サービスも登場しています。
ここでは実際にBLWを提供している「eatbyhand」利用者のBLW体験談を見ていきましょう。
手作りにこだわりすぎず、どこか便利なサービスを上手に活用することが、親子で笑顔でBLWを続けるための秘訣ではないかもしれません。
今すぐBLWメニューをチェック!👉 【eatbyhandのBLWメニュー一覧はこちら】
まとめ

BLWとは、「自分で食べる力」を育てる赤ちゃん主導の離乳食スタイル。
毎日の離乳食がもっとラクに、もっと楽しくなるかも知れません。
従来の離乳食とBLWの違いは、みんなで作る手間の削減、家族で食卓を囲む喜び等がありました。
前回、栄養バランスの管理や息苦しさへの配慮など安全に進むための注意点はあります。eatbyhandのメニューは管理栄養士監修メニューですのでおすすめです
。
BLWについてよくある質問(FAQ)
Q.BLWとは離乳食と違うのですか?
A.BLWと離乳食の違いは、食事の本体が赤ちゃんであること、食べ方が手づかみなどがあります。
質問。BLWにはどんな特典があるの?
A.BLWとは赤ちゃん主導の食事法で、赤ちゃんの努力、器用さを育むだけでなく、食事の楽しさの共有や、離乳食づくりの負担が軽減されるというメリットがあります。
質問。BLWとは扱いや注意点はあるの?
A.BLWとは治療や注意点として、栄養バランスの管理・窒息リスク対策の必要性と、食事がわりと後の片付けが大変というようなものがあります。
Q.BLWは危険ですか?安全な始め方は?
A.BLWは危険かと思われるかもしれませんが、適切な準備と注意点を守れば安全に実施できます。重要なのは以下の点です。
万が一に備えて応急処置法も見ていきましょう。
Q.BLWで栄養は足りませんか?
A.BLWの栄養は、赤ちゃんが自分で食べるものを選ぶという点から、不足がちです。そのため、栄養バランスを考えたメニューを採用することや、母乳・ミルクとの併用も大切です。